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鳥取と獅子王と天空の城の悲しいお話

鳥取と獅子王と天空の城の悲しいお話

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本日7/2土曜日まで開催中の道頓堀戦国バルに出展中の「すごい!鳥取市」PRブースで
鳥取ゆかりの山中鹿介、亀井茲矩の刀剣武家ようかんも販売していますが、
その他、鳥取にゆかりのある刀剣を紹介します。

獅子王

獅子王と言えば、近衛天皇を悩ませた鵺(ぬえ)を退治した源頼政に褒美として賜ったことが余りにも有名になっています。源頼政は源氏の最長老だったときに平家打倒の挙兵をして宇治の平等院で敗れ自害したことで一般にも知られていますね。

その後の獅子王がどうなったかはあまり知られていません。
源氏の流れを汲む土岐氏に伝わったそうですが、

いつの間にか赤松家の後裔である斎村政広に伝わっています。
軍師官兵衛の大河ドラマにも出て来ましたが、この方、最近話題の天空の城の城主だったんです。
あ、天空の城といってもバルスの城じゃなくて、竹田城のことです。
雲海に浮かぶ風景が美しいと評判の竹田城です。あそこに獅子王があったんですね。

獅子王ぬえ退治第2版

その後、斎村政広は関ヶ原の戦いの本戦ではなく、鳥取での戦いに西軍で参戦します。その時に東軍の亀井茲矩に寝返って鳥取城下を焼き払い、鳥取城を落とします。しかしこれが家康の不興を買って切腹を申し渡されてしまいます。

獅子王もこの時に家康に没収されてしまったそうです。斎村貞宗も一緒に。