大河ドラマ光る君へで、関白藤原道隆と儀同三司母高階貴子のシーンがでてきましたね。百人一首でも有名な和歌
忘れじの行く末までは難ければ 今日を限りの命ともがな
でお別れをするのは、兼家と右大将道綱母の時と同じですね。百人一首のありきたりの歌とかいう人も居るかも知れませんが、やはり知ってる歌、聞いたことがある和歌というのは大事だと思います。
マカロン店長の散歩コースに儀同三司母の歌碑があります。持統天皇の和歌の向かいで、紫式部の歌碑の向かいでもあります。二尊院南側の長神の杜には新古今和歌集、詞花和歌集の歌碑があるのです。
藤原氏史観でみれば高階氏は悪く書かれるのが常ですが、今回は悪役は道隆さんに。枕草子読者は枕草子の道隆さんを知っているので、あくまで今回のフィクションでの描かれ方と思うでしょう。定子さまや中関白家を1000年経っても守り続ける、やはり清少納言先輩はすごいですね。
ちなみに儀同三司は、中国の官名で、開府儀同三司という幕府を作って配下を置くことを認められた地位です。蜀から魏に下った黄権が景初3年に開府儀同三司になったのが最初らしいです。倭王武は開府儀同三司を自称、隋代には百済・新羅・高句麗などの王に授与された官名にもなります。
日本では内大臣の別名というか中華風呼称ですね。儀同三司って儀礼が三司と同じくということで、三司にあたる太師・太傳・太保(司徒・司空・司馬)、日本では太政大臣・左大臣・右大臣と同じ待遇という意味ですね。内大臣になった藤原伊周のことです。
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